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アルファーは、販売する野菜や果物の、


その農産物の糖度や酸度、硝酸態窒素の残留値、ジャガイモのでんぷん価、トマトと人参のカロテノイドを測定してきました。
データ数だけでも、年数が多いだけに膨大になってきました。その中で、いろいろわかった事などもあります。
ここでは、新しいもので、面白いものを掲載していきます。

硝酸態窒素残留値と糖度・酸度 (野菜・フルーツ)
カロテノイド測定 (トマト にんじん)
ライマン価測定 (じゃがいも)
理科準備室 (自社測定までの模索)

とうもろこし 硝酸態窒素残留値と糖度
測定レポート 『北海道産 特別栽培 無限樹のわくわくコーン』
測定日 産地 品名 重量 部位 加熱前 糖度 (Brix) 加熱後 糖度 (Brix)
2024/08/05 北海道 無限樹の
わくわくコーン
皮つき
464.5g

むき身
336.0g
1 17.8  18.5
2 17.0 18.0
3 16.2 17.6
4 17.1 18.3
5 16.1 21.7 
わくわくコーン0805
■計測方法について
今回は、1本の検体を大体均等になるように5分割して、
茎に近い方から1~5の番号を振り、計測を行いました。

1本の中で、部位よってどのように糖度が異なるか、
また、加熱前と後でもその差がどのようにみられるかを検証するため、
このような計測方法をとっています。

計測に用いた粒は、1本の茎部分を下にした時の、
各部位の下側から採取しています。

『加熱後』は 塩水に数秒浸したあとに5分割したのち、
ラップをしてレンジで約3分加熱したものです。

■結果
予想は、茎に近いほど つまり太い方へ行くほど糖度が高くなる
というものでした。
生の状態では、比較的その傾向が見られ、
1の部位が最も糖度が高く、5の部位が低く出ています。
しかし、加熱後は5の部位が最も高い糖度となっています。
また、中央に当たる3の部位が、生・加熱後ともに
他の部位より低めな数値となったことが驚きです。

加熱により糖度が上がるのは、
酵素によりデンプンが糖化するためですが、
5の部位の方が、デンプン含有量が多い、
または 部位的に糖化に適した温度で加熱されるため
ではないかと推測しています。(渡部智加)
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測定レポート 『石川県産 農業法人ONE さん 四万六千甘』
測定日 産地 品名 重量 糖度 (Brix)
2023/08/10 石川県 農業法人ONE さん
四万六千甘
405g 19.2 
四万六千日0810
石川県・金沢市産のトウモロコシを測定しました。
黄色と白色の粒が並ぶトウモロコシです。
品種は不明ですが、商品名として
「四万六千甘(しまんろくせんかん)」と記載がありました。

この商品名は、金沢特有の文化である「四万六千日」から名付けられた物です。
旧暦の7月6日、「この日にお参りをすると四万六千日(一生)分のご利益がある」
という古くからの言い伝えで、神社では「とうきび市」が行われ、
ご祈祷されたとうもろこしは境内に飾られたり、商売繁盛や子孫繁栄、
魔除けのお守りとして軒先に吊るされる等、トウモロコシが大切に扱われます。
この「四万六千甘」は、期間中神社でも販売されているそうです。

産地の金沢市は、加賀レンコン等が有名ですが、
「四万六千甘」の産地・才田町は、北陸最大級の穀倉地帯で農業が盛んな地域です。

同封されているパンフレットに、「大きい!」と太字でキャッチコピーが記載されています。
重量が、皮ありが405g、皮無しが340gとなっており、
益田さんのとうもろこし・おおもの過去測定値(皮無し)重量343gと比べると、
確かにキャッチコピー通り大きなサイズであると分かります。

糖度が最高19.2と検出されました。
過去アルファーで測定したトウモロコシは、
一般で出回っているトウモロコシの平均よりも、高い傾向にあるのですが、
それらの数値と近い糖度となっています。(吉田紗知子)
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