![]()
|
アルファーは、販売する野菜や果物の、
その農産物の糖度や酸度、硝酸態窒素の残留値、ジャガイモのでんぷん価、トマトと人参のカロテノイドを測定してきました。
データ数だけでも、年数が多いだけに膨大になってきました。その中で、いろいろわかった事などもあります。
ここでは、新しいもので、面白いものを掲載していきます。
硝酸態窒素残留値と糖度・酸度 (野菜・フルーツ)
カロテノイド測定 (トマト にんじん)
ライマン価測定 (じゃがいも)
理科準備室 (自社測定までの模索)
測定レポート 『高知県産 特別栽培 西村さんの四万十源流生姜 土佐一』
※『土佐一』は、一般的な生姜の品種の一つです。
測定日 | 産地 | 品名 | 品種 | 重量 | 硝酸態窒素 (ppm) | 糖度 (Brix) |
---|---|---|---|---|---|---|
2025/3/27 | 高知県 | 西村さんの 四万十源流生姜 |
土佐一 | 191.6g | 4.4 | 4.1 |
西村さんの、四万十源流生姜(新)の測定を行いました。
この測定の前日(2025/3/26)に、産地から持ち帰った生姜です。(収穫自体は昨年2024年12月。)
前回は2025/2/25に、土佐一・赤・黄の ひね生姜を測定しています。
測定値は、
硝酸態窒素:6.6ppm→4.4ppm、 糖度:4.7→4.1
という数値変化がありました。
生姜は測定毎に数値が大きく変わる為、
(同じ生姜でも、検査機のボタンを押す度に1.8~4度等の数値変化がみられました)
必ずすべての個体で同じ数値が出る・安定しているとは言いにくくなっています。
ですが、「新生姜が月日をかけて保管することで、味濃い ひね生姜へ変化する」
という流れが分かりやすい数値比較になっていると思います。
※『土佐一』は、一般的な生姜の品種の一つです。
測定日 | 産地 | 品名 | 品種 | 硝酸態窒素 (ppm) | 糖度 (Brix) |
---|---|---|---|---|---|
2025/2/25 | 高知県 | 西村さんの 四万十源流生姜 |
土佐一 | 6.6 | 4.7 |
赤生姜 | 13.8 | 3.7 | |||
黄生姜 | 3.8 | 6.1 |
西村さんの、四万十源流生姜3種(ひね)の測定を行いました。
前回は2024/10/23(土佐一・赤)と、2024/6/28(黄)に測定を行っています。
各品種の測定値は、
【土佐一】硝酸態窒素:16.8ppm→6.6ppm、 糖度:3.9→4.7
【赤】 硝酸態窒素:26.0ppm→13.8ppm、 糖度:4.4→3.7
【黄】 硝酸態窒素:2.7ppm→3.8ppm、 糖度:4.3→6.1
という数値変化がありました。
硝酸態窒素濃度が、土佐一・赤生姜は前回よりも低く、
黄生姜は多少増加となっており、
土佐一・赤生姜は、新生姜時期から月日が経過し
硝酸態窒素が抜けていく事が分かりやすく出ています。
又、糖度は黄生姜が大きく数値が増加していますが、
生姜は測定毎に数値が大きく変わる為、
(今回も同じ生姜でも、検査機のボタンを押す度に1.8~4度等の数値変化がみられました)
必ずすべての個体で同じ数値が出る・安定しているとは言いにくくなっています。
(吉田紗智子)