粗利額を最大化するためには、計画を立てて (Plan) 実行し (Do) 、
終わった後に、目標を達成できた・できなかった要因を分析 (Check) し、
次回に活かさなければいけません (Action) 。
このPDCAサイクルを回すために作成された表が粗利益額最大化表です。
会社の予算を記し、重要な品目はSKU毎に計画を立てて、予算を達成するためにはどうすればよいか、事前に戦略を立てます。
下の表は、1か月毎に作成して頂く表になります。
PI値は、お客様が1,000人いらっしゃった時に、
どの程度売れているかを表す値です。
計算式は下記の通りです。
販売点数 (金額) ÷ 客数 × 1,000人
このPI値がわかると、下記のように役立てる事ができます
▶販売予測
・今まで取り扱っていなかった商品を販売する時、
他の店舗の実績で販売予想を立てられる
・継続的にデータを収集すると、曜日・時間帯・天候などでの
販売点数の変化がわかる
・売価を変更した時に、PI値が上下する事で
粗利額を多くするためのテストができる
▶店舗毎の成績比較
・店舗の大きさが違っても、販売力の高さを比較できる指標にする事ができる
大きい店舗では、小さい店舗よりも色々なSKUを揃えていると思います。
その際、各SKU毎に成績を比較すると、
SKUの少ない小さい店舗の方が高い数値が出やすい、という傾向にあります。
相乗積は、売上に対する粗利率です。
例えば左の表では、玉ねぎ単品だけで
青果部門の売上に対して0.5%の粗利率を獲得している事を表しています。
計算式は下記の通りです。
売上構成比 × 粗利率
この売上構成比は、青果部門だけではなく、
企業全体や店舗の売上構成比を使用する事で、
それぞれの売上に対して、その商品がどの程度利益の獲得に貢献しているのかも
表す事ができます。
また、相乗積を足していくと100%になるわけではなく、
全体の粗利率と同じ数値となります。
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